空き家や空き部屋を少しでも高く手放すポイント
遺品整理・特殊清掃のくらしサポート でございます。
当社では神奈川県各地の遺品整理や空き家整理を行っていますが、家財を整理することをきっかけに「誰も住んでいない空き家/空き部屋を手放そうと考えている」というお話をよく耳にします。
家を相続したものの、すでに自分の家を持っている場合は、あえて所有しておくメリットはないと考える人が多いようです(近い将来に、家族の誰かが住む、という場合は別です)。誰も住んでいない家は劣化が激しいので、空き家とはいえ定期的な手入れは必要ですし、固定資産税も支払わなくてはなりません。そう考えると、思い切って手放してしまうというのは有効な選択肢に思えます。
そして、せっかく売りに出すのであれば、少しでも高い値段がつくと嬉しいですよね。
そこで今回は、これまで多くの空き家整理を手伝ってきた経験をもとに、少しでも高く手放すためのポイントをご紹介します。
空き家となった不動産を手放すには?
どのような流れで空き家を手放すのか、一般的なフローを確認しておきましょう。不動産会社におまかせすればそれでOKと思われるかもしれませんが、その以前に比較検討を行うことで、より高く販売してくれる会社が見つかるかもしれません。
相場の確認
まずは、自分で不動産の相場を確認しましょう。インターネットで検索すると、中古物件を取り扱うポータルサイトがたくさんヒットします。それらを見るだけでも大体の相場感覚がつかめるはずです。実際の売買金額を知りたい場合は、不動産流通機構が運営する「不動産流通標準情報システム」を利用するのもおすすめです。
査定の依頼
複数の不動産会社に、物件の査定を依頼しましょう。大手の不動産会社が安心と感じる方もいると思いますが、地域で長く経営されている地域密着型の不動産会社にも依頼してみてください。その土地を知っているからこその、適切な相場観で価格を査定してくれるはずです。
複数の不動産会社から査定を受けたら、金額やスタッフの対応をもとに良いと思うところを選びましょう。顧客層や取扱分野に違いがありますし、営業活動への取組姿勢なども比較すべきポイントです。確実に売却するためには、不動産会社の協力は不可欠です。信頼できる業者が見つかるといいですね。
売出し
相場や希望から物件価格を決め、実際に売り出しをスタートします。
不動産を高く売るために
不動産会社選びや売却のタイミングも物件価格に影響しますが、希望する価格で売却するために売り主ができることの一つが「内覧対応」です。
物件購入者が実際に物件の中を見て、購入するか決める「内覧」は、中古物件だからこそのメリットでもあります。書類や写真ではわからない細部を実際に目にすることで印象を高められれば、そのまま契約締結に繋がる可能性もあります。逆に、内覧時のイメージが悪ければ、契約をためらうことになってしまいます。
不動産売却を考える段階では、「後は売るだけだから、遺品や残置物を処分するだけでいいや」と思わずに、もう一歩踏み込んで買い手の気持ちになった清掃作業がポイントとなります。ポイントは、「今すぐにでも住もうと思えるか」というところだと思います。
具体的には
・外観や部屋の清掃
・水回りの清掃
・庭の清掃、草むしり、剪定
・破損箇所、古い設備のリフォーム
・畳や障子の入れ替え
・部屋を明るく見せる照明の設置
・消臭作業
などが考えられます。古いマンションでも、「リノベーション済み」という付加価値がつくと、高値で売れるものです。投資という意味で考えれば、売却前に手を入れるのも重要かもしれません。
また、あまり費用をかけない対応としては「消臭作業」も重要です。家の臭いというのは印象を大きく左右します。長年人が住んでいない家には湿気がこもりやすく、カビ臭い匂いになりがちです。市販の消臭剤では思うように消臭できないので、当社のように消臭を得意とする業者に依頼することで、気になる臭いを取り除けます。内覧者からの評価も上がり、売却に繋がりやすくなるはずです。
遺品整理のタイミングで消臭を行うのも大切ですが、売出しを決めた後、内覧の予定が入れば、そのタイミングでもう一度お部屋のクリーニングを入れるのもよいかもしれませんね!
当社では、遺品整理や特殊清掃、空き家整理から消臭作業やリフォームまで、売却前の作業をトータルサポートいたします。空き家の整理をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。