空き家となった実家の放置は危険!空き家に潜むリスク


遺品整理・特殊清掃のくらしサポート でございます。
今回は、「空き家問題」について考えていきます。

親元を離れて暮らし、家庭を築くようになると、実家に住むのは両親だけ。もし、両親がなくなってしまえば、実家は空き家となるケースもあると思います。

誰も住んでいない「空き家」を、そのまま放置しておくと、さまざまなリスクがあります。

空き家を放置するデメリット


「空き家」は単に誰も住んでいない家、というだけではありません。誰も住んでいないということにより、大きなリスクを抱えた存在でもあります。

まずは、空き家が抱えるデメリットについて、正しく理解しましょう。

治安悪化のリスクがある

空き家に潜む大きなリスクの一つが、治安悪化です。

具体的に言うと、空き家は放火の標的にされる可能性があります。実際、全国各地で空き家に放火があったという事件が(特に冬になると)報じられています。自分の家だけが被害に遭うだけでなく、隣の家まで類焼してしまうと、その責任も負わなくてはならないかもしれません。

他にも、空き家に不法侵入されたり、誰かに住み着かれてしまったりする可能性もあります。

維持コストがかかる

空き家は、所有しているだけでもお金がかかります。固定資産税も、地方であれば数万円程度ですが、首都圏郊外であれば20万円程度かかる場合も。もし、空き家を解体して更地にしてしまうと、固定資産税はさらに高くなってしまいます。

それだけではありません。空き家の修繕や管理にも一定の費用がかかります。誰も住んでいない家は劣化が早まるので、外壁塗装や屋根の吹き替えも定期歴に行わなくては、雨漏り等の原因となり、売ることも、貸すことも、住むこともできなくなります。

ですから、空き家を「放置」することは現実的ではありません。定期的に家に訪れ、空気を入れ替え、整備しなくてはなりません。ゴミなどが投げ込まれないように、雑草の手入れをするのも大切です。

持っているだけで、コストもリスクもあるのが空き家です。所有する可能性がある時点で、どうするかを考えておくということが得策でしょう。

増え続ける空き家!所有者は、早めの対策を


「空き家」というと、今にも崩れそうなあばら家を想像するかもしれませんが、見た目ではわからないほどキレイなお家でも、誰も住んでいなければ「空き家」です。

誰も住んでいない家は劣化も早く、そのまま放置しておいても何もいいことはありません。

しかし、全国各地で空き家が増え続けているというのが実際のところ。平成25年に総務省が行った調査によると、空き家は全国に820万戸あり、全国の住宅の13.5%を占めています。少子化・過疎化の進展により、空き家の数は将来的に30%を超えてくると言われています。

今までの「空き家」は、地方から大都市に出てきた人が、実家の取扱いに困るというのが主な問題点でしたが、これからはいわゆる”郊外地域””ニュータウン”での空き家問題が深刻化するのではと思います。

ニュータウンの多くは、丘陵地帯などを切り開いて作られているので、空き家が増えれば野生動物が戻ってくる可能性もあります。そうなると、近隣からのクレームも多くなることが予想されるのです。いつかやろうと後回しにせずに、空き家の整理は早めに着手することをおすすめします。

いざという時に、すぐに売ったり貸したりと活用に動き出せるように、親が元気なうちに家財道具の見直し・整理をするというのも必要な作業だと思います。

空き家の整理や、実家の生前整理についてお悩みの方は、お気軽にご相談いただければと思います。

 

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