特殊清掃でよくあるトラブル「異臭残り」を防ぐには
遺品整理・特殊清掃のくらしサポート でございます。
当社では、神奈川県全域において「特殊清掃」の業務を行っています。
特殊清掃を行うのは、孤独死や自死があった現場や、火事やボヤがあった現場など。異臭が発生している現場において、見た目の清掃だけでなく臭いを取り除くのが重要な業務です。これらの現場で発生している臭いは、放置されていた期間が長ければ長いほど、通常の清掃で臭いを取り除くのが難しいです。
(特に、孤独死現場で死後数ヶ月が経って発見されたような状況では、近隣の方が”異臭”から異変を察して通報し、発覚するケースも多いです)
そして、当社に特殊清掃をご依頼いただく中でよく耳にするのは、「他の業者に特殊清掃を依頼したが、どうも臭いが取れなくてこまっている」というものです。
今回は、特殊清掃を依頼したにもかかわらず異臭が残ってしまうというトラブルを防ぐためのポイントをご紹介します。
特殊清掃をしたのに異臭が残る理由
特殊清掃を依頼したにもかかわらず異臭が残る可能性があるのは、依頼した業者の技術が未熟だったから、というのが一番大きいです。
特に、発見まで時間がかかった孤独死現場では、遺体の腐乱が進んでおり、体液がカーペットや床・畳、床下、ひどい場合にはコンクリートスラブなどにまで染み込んでしまっているからです。一見して分かる範囲の汚れを取り除いたとしても、見えない部分にまで臭いが染み込んでいるので、「臭いが残っている」と感じてしまうのです。
孤独死や自死の増加を背景に、特殊清掃の重要性は増しています。特殊清掃を請け負う業者も、玉石混交で増えている印象があります。実際は、特殊清掃の知識も経験もない便利屋さんが業務の一環として請け負っている場合もあるようです。もちろん、正しいやり方がわかっているわけではないので、臭いが取り切れずに残ってしまう、ということなのです。
特殊清掃ができる業者を見極めるには
特殊清掃には専門知識や技術、特殊な装備が必要になるので、依頼にはそれなりの費用がかかります。お金をかけたのに、効果が出ない…というのは一番避けたい事態です。ですので、特殊清掃を依頼するときには業者の見極めがなにより重要です。
とはいえ、「選び方なんてわからない!とにかく今すぐキレイにしてほしいのに…」という方がほとんどではと思います。急いでいるときでも最低限着目していただきたいのは、技術と実績です。つまり、「特殊清掃の専門技術をアピールしているか」「特殊清掃の対応実績があるか」ということです。
当社では、孤独死等の現場での特殊清掃についての知識を持った「事件現場特殊清掃士」の資格を保持したスタッフがいますので、技術力には高い自信を持っています。また、作業事例もHPで公開していますので、参考にしていただければと思います。
手間とお金を惜しまないこと
特殊清掃をしなくてはならなくなったとき、もう一つ覚えておいていただきたいのは、「お金と手間はある程度かかると覚悟しておくこと」です。先述の通り、特殊清掃にはお金がかかります。
特に賃貸物件の場合は、少しでも早く原状回復をしなくては、お金のロスが発生するばかり。だからこそ、「できる限り特殊清掃を依頼する費用は抑えたい」という気持ちになるのはわかります。見える範囲の汚れを取り除き、部分的なリフォームを行えば、後は時間が解決すると思われている方も多いようです。
しかし、現実はそううまくは行きません。いくら見た目を繕っても、染み込んだ体液や血液そのものを取り除かなければ異臭残りに悩まされ続けるのです。結果として特殊清掃を繰り返すことになり、借り手がつかない期間も長引くので損失も大きくなります。
つまり、お金がかかると思っても、最初の段階でしっかり根本まで消臭をするのが大切なのです。
孤独死現場など、特殊清掃が必要な現場でお悩みの方は当社にお任せください。高い技術と数多くの現場で磨いてきたスキルで、一刻も早い原状回復をお手伝いします。