■セルフネグレクトとゴミ屋敷・孤立死
孤立死・ゴミ屋敷等の現場を清掃するためには、特殊清掃の技術が必要です。当社でも、数多くの現場で清掃活動を行ってきました。では、どうして孤立死やゴミ屋敷の問題が起こってしまうのでしょうか。
その一因として「セルフネグレクト」があります。
セルフネグレクトとは
セルフネグレクトとは、日本語にすると「自己放任」。自分自身に関心がなくなり、生きること自体への意味を見出だせないという状況です。生きることそのものへの興味が喪失しているため「自分はどうなってもいい」「放っておいてほしい」という考えを持つようになります。
セルフネグレクトに陥った方には、以下の特徴があります。
■満足な食事を取らない
■入浴する、身だしなみを整えることをしなくなる
■部屋を片付けず、ゴミも捨てない
■精神的に不安定になる
■病院に行かない
■周囲の人との連絡を断つ
つまり、社会から孤立してしまうのです。
セルフネグレクトが進行した結果、ゴミ屋敷と化した住居に近隣住民が迷惑を被ったり、孤立死につながってしまうというケースが増えています。
ゴミ屋敷清掃は、通常の清掃とは異なる
ゴミ屋敷になる原因にはさまざまありますが、そのうちの1つが「セルフネグレクト」による生活への無関心です。ゴミ屋敷は、放置すると異臭や害虫の発生源となり、近隣の方への大きな迷惑となってしまいます。
また、単に不用品を処理するだけではきれいな状態に戻りません。長年溜め込まれたゴミが腐敗・散乱し、床下や建材まで染み込んでいる場合があるからです。そのため、特殊清掃の技術を用いて徹底的に消臭作業をすることが必要なのです。
離れて暮らす親の家がゴミ屋敷になってしまった、近所のゴミ屋敷をなんとかしてほしい…という第三者の要望により、ゴミ屋敷清掃に赴くこともあります。セルフネグレクトの場合は、ゴミ屋敷に住むことに疑問を感じていないので、自分から清掃を依頼するということはほとんどないのです。
孤立死に発展するケースも…
セルフネグレクトから孤立死(孤独死)とつながるケースも増えています。孤立死の中で、セルフネグレクトが原因のものは8割以上とも言われています。高齢化が進んでいることも要因の1つですが、若者でもセルフネグレクトから孤立死となってしまうこともあります。非常に身近な問題なのです。
孤立死の場合、発見に時間を要することも多いです。そうなると、遺体の腐敗も進むため、清掃には特殊な技術と知識を要します。賃貸物件であれば、残されたご遺族が家主・オーナー様に退去を迫られ、どうしていいか分からず困り果てる…というお話もよく伺います。
孤立死の現場は、特殊清掃の専門業者でなければ満足な清掃が難しいです。当社は、ご家族の気持ちに寄り添いながら、家主・オーナー様にご満足いただける原状回復のお手伝いをいたします。「元通り住めるようにする」ということを目的に、迅速・丁寧な作業をお約束します。
特殊清掃が必要になってしまったら、1人で悩まずに、私たちくらしサポートにご相談ください。
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