■空き家放置で起こる問題点

空き家放置で起こる問題点

空き家を放置すると、さまざまな問題が発生します。
結果として、修繕費や税金が発生し、資産価値も目減りしてしまうなど、大きな損失となる可能性もあります。

「空き家を片付けて賃貸・売却するよりも、空き家のままにしておいたほうが良い」と考えている方も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。現在空き家を所有している方は、放置するデメリット・問題点についても把握しておきましょう。

 

空き家放置で起こりうるトラブル


空き家をそのままにしておくと、次のようなトラブルに発展する可能性があります。

 

異臭・害虫の発生

住んでいたままの状態で放置されている場合など、生モノや生活用品が放置されていると、腐敗が進み異臭や害虫が発生する可能性があります。近隣住民の方に迷惑をかけてしまい、苦情につながるケースもあります。

 

不法投棄の助長

家屋だけでなく、庭が荒れ放題になっていることで、ゴミや不用品の廃棄場所として目をつけられてしまうかもしれません。そうなると、単なる空き家ではなく、ゴミ屋敷化してしまいます。壁などに落書きをされるケースもあります。

ゴミの処理や修繕は所有者が負担しなくてはなりません。後々の片付けが大変になるばかりです。

 

火事・火災

空き家は放火の標的にされるリスクがあります。火災原因の2割は放火と言われているため、空き家のまま放置しておくのは望ましくありません。

 

自然災害等による倒壊

メンテナンスされないままの家屋は、普通の家屋よりも劣化・老朽化が進みます。台風や地震などの自然災害に遭うと、損壊してしまうかもしれません。もし、瓦の落下等で近隣の方に迷惑がかかれば、損害賠償を請求される可能性もあります。

 

不審者の侵入や住居化

空き家状態をいいことに、不審者が侵入したり不法滞在するケースもあります。また、少年犯罪等を助長する可能性もゼロではありません。直接は関わりがなくとも、空き家の所有者としての責任は大きなものです。犯罪に使われることのないように、適切な対策が必要です。

 

空き家を放置するデメリット

資産価値が低下する

住居は、人が住まない期間が長いほど劣化や老朽化が進みます。すると、せっかくの不動産にもかかわらず、資産価値が目減りしてしまうのです。

資産価値が低下すると、いざ空き家整理に着手して売却を目指したときも、予想より安い価格でしか売ることができません。賃貸しようと思っても、放置期間が長いほど修繕費・リフォーム費用がかさみます。

空き家を資産として活用するためには、放置期間をおかずに速やかに整理や修繕に着手することが大切なのです。

 

税金が高くなる

空き家のまま放置しておく理由として、「更地にするより、空き家の方が固定資産税を抑えられるから」と考えている人もおられるかもしれません。しかし、増加する空き家への対策として、「空き家対策特別措置法」が整備され、一定の条件を満たし、「危険空き家」に指定された空家の場合は、税率が跳ね上がる可能性があります。

つまり、空き家のまま放置しておく税制上のメリットは少なくなるのです。

 

空き家対策を始めましょう


これまで説明したとおり、空き家を放置しておいても良いことはありません。

「何から手を付けていいか分からない」「そのうちやろうと思っている」と後回しにせずに、早めに空き家整理に着手されることをおすすめします。

「将来的に、地元に戻って住もうと考えている」という方も、早めに整理・修繕しておくことで、居住しない期間は賃貸物件として運用することも可能になります。上手に活用することが、家にとっても良いことではないでしょうか。

くらしサポートは、空き家整理を得意にしております。遺品整理やその後の売却・リフォーム等も併せてご依頼いただくことも多いです。

空き家の対処にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 サブコンテンツ

■空き家対策特別措置法とは? ■空き家整理の始め方 ■実家の空き家問題を防ぐ「福祉整理」
■空き家放置で起こる問題

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